小笠原エコツーリズム協議会

GUIDE

陸域登録ガイド

語りべマスオ

冨田 益生

冨田 益生

TOMITA MASUO

父島のマスオをよろしくお願い致します。

「小笠原の陸域ガイドとして大切に思っている事」

小笠原の植物や動物は、海流や風、鳥などによって偶然にたどり着き、長い年月を経て進化し、植物で161種(コケ類を除いた植物)、哺乳類1種、鳥類8種、昆虫類249種、陸産貝類は100種類の固有種、固有亜種が生息している場所です。そんな宝庫の小笠原も、かつては森が切り開かれ、畑になり、また太平洋戦争中には伐採され、数多くの爆弾が落とされ、かなりのダメージを受けました。しかし、太平洋戦争後には手付かずだったので今では森が復活し、世界自然遺産までになりました。そんなここの自然を五感で感じて欲しいです。


「自分が思う小笠原の魅力(主に陸域に関して)」

小笠原が他と違う魅力は、飛行場がなく、週に1回の定期船「おがさわら丸」しかないので、入島人数が制限され、リゾート開発されていないので、のんびりとした雰囲気がまず、魅力だと思います。また、透明度の高い綺麗な海があり、自分がこの島に移住したのは、紺青の海でイルカと泳ぎ、魅了されたからですが、長年住んで、固有植物や動物の事を知り、またここの特異な歴史が背景にあり、その事を多くの人に伝えたく、ガイドになりました。ここのすばらしい絶景や夕景などを毎日見ることが出来て、そんな場所に住まわせてもらっているという事に感謝しています。