小笠原エコツーリズム協議会

dolphin

ドルフィンスイム

DOLPHIN

ドルフィンスイム・
ウォッチングについての自主ルール

概要

小笠原は1年を通じて透明度の良い温暖な条件でイルカのウォッチングとスイミングができる世界でも数少ない貴重なエリアとなっており、各メディアを通じて小笠原のイメージとしてイルカが使用され、イルカは小笠原への観光客誘致に貢献し、島の観光業や商業にも経済効果をもたらせました。

しかしながら、イルカに対する生活環境の保全への配慮や、スイムやウォッチングツアー参加者の安全に関する十分な配慮のルールが整備されておらず、ツアー参加者からの小笠原へのイメージ低下の懸念や、海の豊かさを守るため、鯨類の研究や調査を行なっている小笠原ホエールウォッチング協会のアドバイスを仰ぎ、イルカの生活環境とツアー参加者の安全性を重視したドルフィンスイム・ウォッチングに対する自主ルールが2005年7月に制定されました。※2020年10月一部改定

現在のルール

(1)ひとつの群れにアプローチできる船は、船の大小を問わず4隻までとする。(ウォッチングのみの場合も含まれる)

(2)ひとつの群れに対する水中へのエントリー回数を、1隻につき5回以下とする。
※ただし、必ずしも5回OKというものではなく、その時のイルカの状況や他船への配慮を考えること。

父島近海において、主に生息しているイルカ

ミナミハンドウイルカ
(ミナミバンドウイルカ)

体長2.5mぐらい。太平洋西部からインド洋の温暖な沿岸域に分布することが知られている。小笠原では、聟島・父島・母島列島の沿岸域に通年出現する。

近縁種のハンドウイルカに比べると、体がひとまわり小さく、くちばしが細長くて、成長すると腹部にまだら模様が現れるのが特徴である。

ハシナガイルカ

体長約2mくらいで、熱帯から亜熱帯の海域に広く分布している。小笠原では、聟島・父島・母島列島の周辺海域に通年出現する。昼間は岸近くや湾内でゆっくりとしていて、朝夕には活発に泳ぐことが多い。

20~30頭、時には100頭以上の群をつくり、行動が活発になってくると、前転やバク転、体をきりもみ状に回転させながらジャンプをすることがある。